鬼面・古代鬼面
■鬼面(きめん)
鬼の顔を形作った鬼瓦。
時代と共に顔の作りも変化してきました。
角のついたリアルな鬼の面は江戸時代頃からで、古くから魔よけとして建物を守ってきた。
鬼面文鬼瓦をよく見ると、口を開いたものと、口を閉じたものとの二通りがあります。
この理由は、鬼瓦に雌と雄の別があって、大棟鬼・降鬼・隅鬼・二の鬼・妻降鬼の各鬼瓦がそれぞれ雌雄一対として作られているからです。そして、鬼瓦の雌雄は口で区別しますが、口だけでは区別しにくい場合には、角の有無・角の大小・面相などによって次のように見分けます。
雄鬼 : 口を閉じたもの・角のあるもの・角の大きいもの・面相が厳しいもの
雌鬼 : 口を開いたもの・角のないもの・角の小さいもの・面相が優しいもの
特注品の製作例(鬼面の顔は職人が創作するオリジナルと古瓦を基に復元する場合とがあります)
創作鬼面001 | 復元鬼面002 | 復元鬼面003 |
復元鬼面004 | 復元鬼面005 | 創作鬼面006 |
復元鬼面007 | 復元鬼面008 | 創作鬼面009 |
創作鬼面010 | 創作鬼面011 | 復元鬼面012 |
創作鬼面013 | 創作鬼面014 | 創作鬼面015 |
復元鬼面016 | 復元鬼面017 | 復元鬼面018 |
復元鬼面019 | 復元鬼面020 | 創作鬼面021 |
復元鬼面022 | 復元鬼面023 | 復元鬼面024 |
創作鬼面025 | 復元鬼面026 | 復元鬼面027 |
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■古代鬼面(こだいきめん)
鬼の厚みが2,3寸と薄く、角の生えていない形状で、奈良時代以前に作られた鬼瓦の事。
白鳳時代になると、蓮華文を使った鬼瓦が多数作られており、また獣面文の鬼瓦も福岡県で出土されておいます。奈良時代後期には白鳳時代とは違った種類の蓮華文や獣面文が近畿地方を中心に作られました。獣面文の変わった例としては獣面と人身を一体とした鬼神文の鬼瓦(奈良・薬師寺新金堂や、唐招提寺宝蔵など)があります。
特注品の製作例
創作古代鬼面001 | 創作古代鬼面002 | 復元古代鬼面003 |
復元古代鬼面004 | 復元古代鬼面005 | 復元古代鬼面006 |