本格的な鬼瓦からエクステリアや記念品、贈答品まで 淡路瓦のタツミ

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淡路瓦|鬼瓦|タツミ

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社長挨拶

社長からのご挨拶

『食と住の地場産業を通じて社会に奉仕する』

 

㈱タツミは兵庫県伝統的工芸品「淡路鬼瓦」の指定窯元として、民家はもとより、社寺仏閣の甍に使われる鬼面瓦、飾り瓦などを手作り製作する職人集団です。創業以来、「地場産業のいぶし瓦の製造を通して社会に奉仕する」を社是として瓦作りに取り組んできました。そして現在では日本の伝統文化と食生活に貢献できるよう努力し、お客様の立場に立った製品作りを考えながら、地域社会にも必要とされ、信頼される企業を目指すよう従業員共々日々努めております。

 

私たちは江戸の終わりごろから代々家業として瓦作りに携わってきました。一時瓦製造をやめた時期もありましたが、昭和48年に祖父興津政夫が再創業。その後伯父、父の世代へと引き継がれてきました。

 

私はと言いますと、工場からは離れた場所で育ったこともあり、父からも特に跡継ぎの話しをされたこともなく、家業の事は自分には関係のないことだと思って学生時代を気楽に過ごしていました。大学卒業後はカメラマンを目指して大阪のスタジオで数年勤務していたのですが、ある機会から家業に入ることを勝手に決断しました。父は自分の勝手な決断にもかかわらず、とても喜んでくれたことを思い出します。突然の事だったので当時のスタジオの師匠たちには大変ご迷惑おかけしました。それでも最後は快く送り出して下さった事に今も感謝しています。

全く瓦の知識もなく仕事を始めましたが、実際携わると、その魅力にすぐに取りつかれました。瓦が日本に伝わって約1400年。日本の気候風土にあったこの素材は日本の建築には無くてはならない存在です。業界は非常に厳しい状況が続いていますが、日本に住まう皆様に瓦について是非とも再認識していただけるようこれからも努めていきたいと強く感じています。

これからも先代までが築き上げてきた理念と経験を活かし、日本の伝統的な美しい街並みの継承と和の心を伝承していきます。また、景観素材としての淡路瓦の魅力を追求し、新しい街並みにもマッチするエクステリア、様々な内装ににもマッチするインテリア製品も開発していきます。屋根にとらわれず、あらゆる場面に用いられる商品を作り、多くの皆様にその魅力をお伝えできればと思っています。また、健康食品でもあります地場の鳴門海峡の流れの中で育まれた美味しい若布も提供し続けます。

 

平成21年に父、昇が亡くなり、伯父、博捷が社長に再就任し、約10年。

創業以来の長きに渡り祖父、伯父、そして父に、皆様から頂きましたご厚情に深く感謝申し上げます。私自身は業界の経験はまだ浅く、無知ではございますが、これからも皆様の想いに真摯に向き合い、誠実な姿勢で、美しいものづくりに取り組んでまいります。

株式会社タツミ

代表取締役 興津 祐扶